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工事部 堀野です。
桜の季節がもう過ぎたかと思えば、昼間は気温が高い日が続いています。 現場では雨が降るよりかは断然良いですが、もう少し心地よい風が吹いてもいいかなと 思う毎日です。 今日は現場の話は少し離れて、とある写真家の話をしましょう。 大学4年間、自分は写真の勉強をしていました。 影響を受けた作家は数多くいますが、その中でも特に憧れだった写真家がいます。 その名は木村伊兵衛。 1901年、東京の下谷にある製紐業を営む家の長男に生まれた木村は28歳のときに ドイツ製の写真機「ライカ」に出会います。 大型で取り回しにくい写真機が一般的だった当時、映画用35㎜フィルムを使用し 軽量かつ一度に大量の撮影が可能なライカは、その後の写真機の形を大きく変えた最先端のものでした。 当時の大卒初任給6倍というライカを手に入れた木村はその後、数々の名作を世に発表します。 下町育ちの古き良き江戸っ子の粋人ぶりを伝える数々のエピソード、 被写体が撮られたことを意識しないうちに撮影を終えていたという「居合術」といわれたテクニック。 そんな事から、木村伊兵衛のことを「ライカの神様」と呼ぶ人も少なくありません。 ![]() そんな木村が戦後の1953年に撮影した傑作があります。 それが「板塀」です。 ![]() ある一軒の屋敷周りの板塀です。その板塀に密集して立っている樹木が、 この家の歴史の長さを物語っています。そして過ぎ去るのは馬の尻尾。 『板塀』の撮影場所は秋田市郊外の追分金足。 1947年から1950年にかけ、戦後の農地解放が行われ地主が解体、 小作人との関係も終わりを迎えました。 かつて地主から小作人への通知に利用された掲示板も役割を終え、その先はどうなるのか。 戦後の混乱期。時代の曲がり角を捉えた、氏の傑作のひとつです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なんでこんな話をしているかというと。 現在担当しているソーラータウン八国山にて共通仕上がりになっている外壁が、 秋田の杉板だからです。 施工中に気が付き、その既視感の正体に納得しました。 ![]() 全面杉板張りの住宅が全棟完成すれば、壮観ですね。 現在、施工の真っ最中です。 足場解体が完了したら、その全景をご案内させていただきます。 もうすぐ10連休。 近年稀にみる大型連休です。 そして5月1日からは新しい時代がやって来ます。 この休みはカメラを持って、何処かへ出かけてみるのも良いのではないでしょうか。 「粋なもんですね。」 木村伊兵衛が口癖だった言葉です。 次回のブログもお楽しみに。
by aibakouzibu
| 2019-04-20 23:53
| 工事 堀野
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