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相羽建設の日替わり現場ブログです。
by AIBA
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鑿(のみ)
こんにちは桑山です。

ホントに早いもので今日から10月今年も残すところ3ヶ月となりました。
やり残したことがないよう過ごしていきたいものです。

さて、今回は大工さんの道具の一つ(のみ)についてです。
正直漢字で書ける気がしませんが、大工さんの道具としては
玄能(げんのう)鋸(のこぎり)鉋(かんな)のように必須道具の一つです。
用途としては、木を削ったり、掘ったりするために使います。
上の写真は大工さんの鑿ケースを撮影させてもらったものです。
ご覧のように幅がいろいろあります、これは削るもの掘る穴の大きさによって使い分ける為です。
ちょっと注目していただきたいのは右から三つ目の鑿他のと比べてかなり短いですね。
これは頻繁に使う鑿で大工さんが大事に研いで使ってきた証です。
他の幅の鑿もひょっとしたら使い込んで実は2代目3代目の鑿かもしれません。

実際にほぞ穴を開けているところを写真に収めてみました。
鑿(のみ)_d0256297_22432441.jpg
鑿(のみ)_d0256297_22432420.jpg
鑿(のみ)_d0256297_22432493.jpg
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単純に見えるかもしれませんが、鑿を入れる順番と角度、幅の選定、叩く力、
大工さんは一連の流れの中で瞬時に判断し鑿を入れていきます。

例えば木には木目という物があります。木目とは木の繊維なのですが、
上の写真で言えば幅の小さい鑿を先に入れるようにして幅の大きい鑿は後から入れていきます。
何故か?それは幅の大きい鑿の方向に繊維があるからです、先に繊維を断ち切っておかないと
想定している幅以上に亀裂が入ってしまいます。
一発目で繊維を断ち切り2回目以降繊維方向に鑿を入れる、そうして亀裂が入らないようにしているわけです。

やっぱり大工さんの技術はスゴイ。


前回の橋詰さんからありました読書の秋おススメの一冊ですが。

私のオススメはこちら
鑿(のみ)_d0256297_21413280.jpg
伊坂幸太郎の青春小説「砂漠」です。
とある大学の新入生男女5人を機軸に動く物語
「春」「夏」「秋」「冬」「春」5つの章に分かれ進んでいきます。
ネタバレはあまり好きではないので内容は伏せますが、伊坂作品と言えば
物語の随所にちりばめられた伏線を見事に回収するのが特徴なのですが、
中でも「砂漠」は伏線の回収が見事すぎる作品となっております。
どの年代の方でも間違いなくあっと驚き絶対に最後スカッとする作品です。

★これを知ってるとお城ツウ#4
「石垣と言えば丸亀城」
私は行った事がないのですが、現存天守もある
香川県の丸亀城「石垣は讃州(さんしゅう)丸亀にあり」ともいわれる
ほど丸亀城の石垣はすごいそうなのですが、この石垣にもちょっとした
物語が、長くなりそうなのでそれはまた次回にでも。

明日はメンテナンスリフォーム部の和田さんです。
秋と言えば読書?スポーツ?食欲?何でもいいのでお勧め教えてください。

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鑿(のみ)_d0157375_19495884.gif
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by aibakouzibu | 2014-10-01 22:27 | メンテ・リフォーム桑山
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