こんにちは渡辺です。


今回は野田さんから2つの質問を受けましたので

まず1つお答えします。

アイアンマンはマーク３ですかという質問ですが、

何のことかわからない方が多いと思いますので

まず、説明させていただきます。


先日、チバットマンが騒がれていたとき

私の前に、こんなやつが現れました。


アイアンマン？

彼について、今わかっていることは

・手仕事の良さを伝えるためにこんな恰好をしていること

・スーツは手作り、段ボールとガムテープ、金色の折り紙でできています。

・このスーツを作った人物はロボコン世代

・5歳児

・顔出しOK

この程度です。

ですので、これがマーク3かどうかは

私には知る由もありません。


ついでに言いますと、

彼は、手しごとの良さを伝える使徒です

この格好は仮の姿で、

次は別の姿で現れるかもしれません。



さて、本題です。

今回は私の想像を超えた仕事について書かせていただきます。

私の元に、築60年の建物の雨漏りを止めるという仕事が

入ってきました。


現調に行き、原因を特定

屋根から突き出たコンクリートの煙突の上に、

葉っぱがたまり、雨の流れを阻害し

腐った雨押え部分から雨水が侵入していました。



茶色い部分が雨押えです。後程出ててくるので覚えておいてください。


対処方法として

屋根をはがし、片側にしか流れない雨水を

煙突両サイドに流れるようにすることにしました。


さて、いざ工事開始です。

屋根屋さんと大工さんでまず屋根をはがします。




その時、

「ん？」大工さん

「どうしました？」私

「雨押えが取れない」大工さん

「え？」私

「雨押えが煙突に食い込んでる」大工さん

「どれどれ」私


てっきりモルタルだと思っていた部分はコンクリートで、

その中に屋根材が食い込んでいました。

私の頭が激しく廻ります。

「どういうこと？」

「屋根を葺いてから

煙突のコンクリートを打ったってこと？」


屋根をはがして確定です。

屋根を葺いてから煙突を打っています。



真ん中に見えるのは、屋根タルキです。

コンクリートに突き刺さっています。

驚きです。


何が驚きかというと

私の考えでは、こういう工程にはなりません。

コンクリートの煙突を先に作ってから、

木軸を組み、屋根を葺くというのが私の考えです。

しかし、この建物は違いました。


私の考え方では、もっと早く雨漏りになっていたと思いますが

この建物の腐り具合を見るとここ数年だと思います。

雨漏りの事を考えての工程だったかはわかりませんが

この工程だからこそ、ここまで雨漏りせずにもっていたのだと思います。

感動しました。

参考までに、私のスケッチをアップしときます。


屋根と煙突のおさまりです。


暖炉と煙突の断面です。

胴差のレベルまでコンクリートを打って

上棟、屋根ふき後に、その上の煙突を作っていました。


ということを私が説明してもなかなか伝わらないと思いますが

それだけ驚いた！ということだけ、わかっていただけたら

幸いです。



さて、野田さんからの2つ目の質問にお答えします。

私の「こだわり」ですが、色々ありますよ。

ただいっぱい書いても仕方ないので、一つだけ

「遊びは創造する」です。

私は子供のころ、決して裕福な家庭ではありませんでした。

だかっらと言って、貧乏ではなく、中流です。間違えないように。


あまり、物を買ってもらった経験がありません。

ですので、遊びはおもちゃではなく

お絵かき、ねんど細工、ヒーローごっこなど

自分たちで考えて遊んでいました。

そんな経験が今に生きているんだと思います。

そのせいで、さびしい思いをしたこともありますが

今は親に感謝しています。


ですので、自分の子供にもできるだけ物を与えないようにしています。

与えるにしても、遊びが広がるものを与えています。

ですので、我が家には、妖怪ウォッチも

変身ベルトも、Wiiもありません。

DSはありますけど。


そしたら最近、

子供が広告の裏に、家の間取りを書きだしました。

「将来自分が住む家」

私が子供の頃にやっていたことです。

ちゃんと私の部屋もありました。

同居です。



この先、どんな子に育つかわかりませんが

創造力豊かな子に育ってほしいと思います。


明日の当番は工事部の長野君です。

長野君の「こだわり」は何でしょう？

メガネかな？