みなさんこんにちは、アーテックの野田です。



自分は「低圧電気取扱業務に係る特別教育」という講習を受けてきました。
これは工事士等のような国が定める資格ではなく、
当該作業を安全に行うために必要な知識及び技能を事前に身につけましょう、
という為のものです。
これらの中にはもちろん専門的な内容のものもありますが、
一般の方やご家庭においても知っておいて損はないものもありましたので、
いくつかご紹介したいと思います。

電気火災の原因の一つ　トラッキング現象

コンセントやテーブルタップなどで長期間差し込んだままにすると
ほこりなどがたまり、そのほこりが湿気などを帯びた時に差し込みプラグの
刃の部分の間に放電が起きることがあります。
これをトラッキング現象と呼び、この時の発熱や火花により、火災が発生します。

これらの現象は定期的な掃除やお手入れにより未然に防ぐことができます。
ちょうど皆様もお部屋の大掃除などをされると思います。
年に1回でも机やテレビ、冷蔵庫などの後ろのコンセントも点検されてはいかがでしょうか？


電気火災の原因の一つ　断線等による事故

一般生活においてコードの断線が多いのは
ドライヤー、電気こたつ、電気毛布やあんか、掃除機などではないでしょうか？
これらの製品はコードを曲げる伸ばす巻くねじる引っ張るなどが多いはずです。
このような動作によりビニールに覆われた内部の銅の細い芯線が断線してしまい、
その部分が発熱して発火などの事故を起こすことがあります。
また、テーブルタップや延長コードのようなものをお使いの方も多いでしょう。
このコード部分も上記の製品と同じく断線には注意が必要です。
またテーブルタップなどは安全に使用できる使用最大電流というものが製品ごとに
設定されています。たこ足配線などで最大値を超えないように注意が必要です。


また、救急処置についての説明もありました。応急手当は、

①心肺停止後約3分で５０％が死亡
②呼吸停止後約10分で５０％が死亡
③多量出血後約30分で５０％が死亡

と迅速な一次救命処置が大切であるとの説明もありました。
自分も今度ぜひ訓練に参加する機会を設けようと感じました。
これは日本赤十字社の動画があるのでぜひご覧ください。

　　　　（動画リンク　日本赤十字社の一次救命処置）

長々とご紹介しましたが、今回の講習の内容は大変有意義なものでした。



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